2015年9月30日水曜日

下見Ⅱ:山口西京ウオーキング協会2015年11月例会 平川の保存樹を訪ねて 参加報告


下見Ⅱ:2015年9月15日(火)晴れ、一般向、約10㎞。



平川の保存樹を訪ねて
山口市平川の3保存樹と矢原河川公園の野鳥を訪ねます
 
 
 
 年間予定表で告知の2015年11月例会「平川の大杉を訪ねて」の下見Ⅰは9月10日(木)に7名で行いましたが。予定のトイレ休憩場所が使えなくなり、替わりも見つからず断念する事となりました。
 
 代わりに標記・下見Ⅱの平川の保存樹(大樹)を訪ねるコースを考えました、山口市指定の歴史を刻んだ保存樹の大きな木から活力を頂き、矢原河川公園のカモなど冬に渡って来る野鳥を楽しみましょう。
ウオーキング終了後は、湯田温泉で各自食事・温泉など楽しまれてください。
 
*巻末に「平川の大杉」の下見時写真を掲載しました、大木の雄姿をご覧ください。 
「保存樹イチョウ」 中村女子高専攻科そば

「保存樹タブノキ」 吉野公会堂そば

「保存樹イチョウ」 徳證寺



【コースタイム】
スタート・JR矢原駅10:10~ポリテクセンター前・横断歩道10:12~椹野川・石津橋10:13/15~シュシュ&シュクルヴァン山口店前10:18~県道61号線・横断歩道10:23~九田川・岡小路橋10:23~右折10:25~《保存樹イチョウ・中村女子高専攻科そば》10:26/27~中村の集落10:34~西京グリーンタウン西端10:44~入口10:52~《保存樹タブノキ・吉野公会堂そば》10:53/59~出口11:00~吉野公会堂前・石仏群11:01/03~九田川・吉野橋11:11~(県道61号線)~フジグラン前・横断歩道11:19~フジグラン山口(トイレ・栄養補給)11:20/28~田屋島公会堂前11:33~《保存樹イチョウ・徳證寺》11:34/44~椹野川左岸堤防11:46~椹野川・高田橋11:50/52~(山口秋吉台自転車道・椹野川右岸)~椹野川・石津橋北橋詰12:08~《矢原河川公園・野鳥観察ポイント》~椹野川・秋穂渡瀬橋北橋詰下12:29~椹野川右岸堤防降る12:32~JR山口線・湯田温泉踏切12:34~JR湯田温泉駅12:37。
注:スタート時刻とロスタイムを調整しました。



◇JR矢原駅~岡小路。
 JR矢原駅は維新百年記念公園競技場の最寄り駅、大会があると無人駅は若い人達で大混雑。高田橋下の椹野川では鮎掛け、少し先からは洋菓子とパンの焼ける美味しい臭いがしてきます。県道61号線(山口小郡秋穂線)に達すると、間も無く右手の大きなイチョウの樹が見える。
JR矢原駅、年季の入った案内図

石津橋の親柱の鮎、真下の椹野川では鮎掛け中

シュシュとシュクルバン、美味しいシュークリームと焼き立てパン

左:中村女子高専攻科  右:保存樹イチョウ



◇保存樹イチョウ 中村女子高専攻科そば。
 イチョウの木は♂♀どちらでしょうか、キンナンや落ち葉も見あたず臭いも感じませんでした。
「保存樹イチョウ」 中村女子高専攻科そば

同上

同上



◇岡小路から中村を経て、西京グリーンタウンそばの山麓の道。
 中国自動車の手前まで南下、西向寺の方向に右折して中村の集落へ。西京グリーンタウン近くの山麓の道ぞいに保存樹タブノキへ。雨が降ると山道の泥濘と樹木からの雨だれの為、中国自動車の函渠で南下して、側道から函渠を経て保存樹タブノキに向います。
南下して、中国自動車道手前の倉で右折

中村の古い径

西京グリーンタウンそばを周回

山麓の道、荒天時は足元悪く迂回路へ



◇保存樹タブノキ 吉野公会堂そば。
 近年に枝が折れたと聞いていましたが、生気あふれる立派な大木でした。
「保存樹タブノキ」 吉野公会堂そば

同上

同上



◇吉野からフジグラン山口へ。
 公会堂前の石仏群は古のたたずまい、特に三界万霊塔は貴賓があり長居をして仕舞いました。黄色が少し薄いキセキレイを追いかけて吉野橋へ、左に山口リハビリ病院、中央左に大村益次郎が山口政庁に通った陶峠、右に休息場所のフジグラン山口が見えます。
吉野公会堂前の石仏群。左から、庚申塚、お堂、三界万霊塔、地蔵様

九田川・吉野橋から下流を望む。右:フジグラン山口

フジグラン山口

同上



◇保存樹イチョウ 徳證寺。
 綺麗に掃き清められた境内、お寺の方に貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとう御座いました。
「保存樹イチョウ」 徳證寺

同上

同上

同上、経堂



◇山口秋吉台自転車道へ。
 風に当たり風景を眺めらがら高田橋を渡る、山口秋吉台自転車道は車が入らないのて歩行に安全。
椹野川左岸堤防から上流を望む、左は渡る高田橋

山口秋吉台自転車道

同上



◇矢原河川公園。
 ウオーク本番の11月は冬鳥のハシビロガモなどがやって来ます、綺麗なカワセミは一年を通して良く現れます。
矢原河川公園

同上、馬頭観音

同上、探鳥・サギ類

同上、探鳥・カイツブリ



◇JR湯田温泉駅。
 駅隣りには無料の足湯コーナー、駅前には食べ物屋さん3軒(写真)あり。約600m歩くと湯田温泉街の飲食店と温泉があります。
JR湯田小温泉駅、「ゆう太くん」の足湯

駅前、ランチ屋さん

駅前、うどん屋さん

駅前、ピザ屋さん





◎平川の大杉。 下見Ⅰ 2015年9月10日(木)の写真
 天然記念物。樹齢500~600年、根元周り約10m、目どおり約8.5m、高さ35m、地上約4mのところで大きな枝が10数条に分れ、平川の歴史を見つめています。
参考:(増補)平川文化散歩、著:石川卓美、出版:山口市平川公民館(同購入)。

平川の大杉
同上
同上
同上
 
 
 
 
 
 

2015年9月28日月曜日

萩カワセミクラブ2015年9月例会 角島探鳥会8,583歩 参加報告


2015年9月13日(日)晴れ、16名参加。


角 島 探 鳥 会
人気の観光スポットで、秋のシギ・チドリの観察会
 
 
 角島大橋本土側の海士ヶ浜公園に集合、朝から観光客が多く駐車場は満車状態。角島灯台近くの海岸でシギやチドリの観察、一昨年はイナバギビタキで盛り上がるが今年は残念な結果でした。鬼の岩や尾山港などの尾山地区は鳥果なく、午前中の探鳥を平穏に終える。
午後の元山地区「牧崎風の公園」も家族連れと釣り人が多いのみ、世間話に夢中になりスコープを置き忘れる大失態。、島外から引き返し無事に発見、治安の良さに感心・安堵しました。
従って、後の2ヶ所の探鳥に参加出来ませんでした。 
本土側の展望所から、角島を望む
探鳥会の様子


角島観光案内パンフレット


【探鳥会で観察できた野鳥 21種】
ハヤブサ、イソヒヨドリ、トビ、イワツバメ、アマツバメ、スズメ、ホオジロ、キアシシギ、メダイチドリ、キョウジシギ、ツバメ、ショウドウツバメ、アオサギ、ウグイス、カワラバト、ウミネコ、キセキレイ、クロサギ、ノビタキ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。


◇探鳥の様子。
 夢崎波の公園(角島灯台周辺)。 小石だらけの渚の海草にシギ・チドリがうろうろ、良い餌があるのか波飛沫が掛るが逃げない。イソヒヨドリの♂がとても綺麗、逆光で写真にならず残念でした。
開放の角島灯台に観光客が沢山登る、突堤では釣り人が大きな魚を確保中、沖には漁船数隻が並び舳先を西に揃えた長閑な風景でした。
他の場所も散々でしたが昼食は何時もどおり楽しく歓談。お昼からの情報は特にありません。
渚のキアシシギ

波飛沫にも、めげるないキアシシギ

メダイチドリとキアシシギのダブルデート

新しく出来たお店、今度食べに行こう
 
 
 
 
 
 

2015年9月12日土曜日

山口西京ウオーキング協会2015年9月例会  祝 世界遺産登録・萩市ウオーク 参加報告


2015年9月6日(日)雨・曇り、健脚向、約18㎞、18名参加。



世界遺産登録・萩市ウオーク
松下村塾・萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・萩城下町4箇所を速足で巡ります
 
 
 
 天気予報は雨、萩の世界遺産を観て周る向学心旺盛な方々が、萩往還起点の唐樋札場跡に集合。雨にも負けずに世界遺産「明治日本の急激な産業の近代化」の萩市街4ヵ所めぐり、風雨に耐えながら歴史と自然を満喫しました。
又、悪天候のなか遠路の福岡県からのご参加、誠にありがとう御座いました。
萩の5ヶ所目の世界遺産・大板山たたら製鉄遺跡。ウオークは公共交通機関利用が原則です、今回はご遠慮させていただきました』
注:萩の世界遺産はレンガ色で表示。
世界遺産登録、立看板
 
 
*下見:2015年7月9日(木)晴れ、曇り、5名で実施。
 当ブログ2015年7月11日投稿、右欄外のブログ アーカイブをクリックしてください。
下見はお天気が良く、綺麗な写真?、たくさん掲載しています。
 

チラシ(表)コピー
チラシ(ウラ)コピー



【コースタイム】 
  注:世界遺産・萩城下町の範囲 ①城跡、②旧上級武家地、③旧町人地。
スタート・唐樋札場跡10:00~萩市役所前・R191号明倫館前交差点10:10~R191号・262号警察署前交差点10:19~松陰大橋・松本川(JR山陰本線跨線橋)10:24/28~県道11号線・維新ロード交差点11:29~村田蒲鉾本社工場前10:30~松陰神社前10:35~世界遺産・松下村塾10:36/54~松陰神社前10:55~郡司鋳造所遺構広場10:58/11:03~県営住宅前交差点11:07~真覚寺前交差点11:09~JR山陰本線・新川第1踏切11:20~R191号無田ヶ原交差点11:21~萩焼の古賀大眉記念館前11:24~道の駅前交差点11:26~世界遺産・萩反射炉11:31/38~コンビニ休憩11:38/53~R191号分れ・石州街道11:57~R191号小畑漁協前交差点12:02~世界遺産・恵美須ヶ鼻造船所跡12:06/14~昼食・恵美須神社前の波止場12:15/30~道の駅萩しーまーと(お土産・トイレ休憩)12:45/13:00~R191号道の駅前横断歩道13:02~長添山函渠13:04~「姥倉運河」~姥倉運河石碑13:12/13~石州街道・造り酒屋13:15/16~雁島橋・松本川13:23/25~鶴江の渡し(雨具点検)13:31/33~萩商港前(見島など離島航路)13:36~「菊ヶ浜」~女台場入口13:44~女台場・幕末の防塁跡13:46/49~女台場出口13:51~看護学校前交差点・楫取素彦誕生地13:54/57~世界遺産・萩城下町(②1/2 旧上級武家地)『北の総門・萩城外堀14:00/02~旧益田家物見矢倉・益田右衛門介「禁門の変 三家老」14:04~旧繁沢家長屋門14:05~旧周布家(きゅう すうけ)長屋門14:05~北の総門通り14:08世界遺産・萩城跡(①城跡)『萩城内堀・指月小橋14:19~萩城跡14:20/22~毛利輝元公像14:25~花の江(お土産・トイレ休憩)14:26/37~萩城内堀・指月橋14:38世界遺産・萩城下町(②2/2 旧上級武家地『天樹院墓所・毛利輝元卿墓所14:40/44~旧福原家萩屋敷門・福原越後「禁門の変 三家老」14:48/49~H北門屋敷前14:51~國司信濃「禁門の変 三家老」宅地石碑14:52~萩博物館14:57/15:02~「萩城外堀散策」15:04/09~世界遺産・萩城下町(③1/3旧町人地) 菊屋横丁高杉晋作立志像15:17~高杉晋作誕生地15:19~田中義一誕生地15:20世界遺産・萩城下町(③2/3旧町人地)御成道菊屋家住宅15:22~旧久保田家住宅15:22』世界遺産・萩城下町(③3/3 旧町人地)江戸屋横丁木戸孝允誕生地15:26~円政寺15:29~中央公園(久坂玄瑞進撃像、萩図書館)15:32/38~旧藩校明倫館(花燃ゆ・大河ドラマ館、有備館、吉田松陰先生講学の碑)15:39/55~御成道16:03~ゴール・唐樋札場跡16:07。




◇唐樋札場跡。
 萩往還の起点、終点の三田尻御茶屋までは約53㎞。北浦(山陰)の萩から瀬戸内海の防府までをほぼ直線で結ぶ険しい山道、参勤交代の藩主を三田尻御舟蔵まで。また、御成り道は唐樋札場から萩城・中の総門までを結びます。
今回は歴史のある交通の要衝を、ウオークのスタート・ゴール地点と考えました。
スタート・ゴール唐樋札場跡、そばの田町アーケード

復元 唐樋札場

同上、説明板

御成り道、唐樋札場~萩城・中の総門


◇世界遺産 松下村塾。
 吉田松陰先生の私塾。維新の元勲も輩出しましたが、商業・工業について熱心に指導され、「明治日本の産業革命」の人材育成に貢献されました。
世界遺産 松下村塾


同上

同上の講義室、神主さんのお話を聞かれる他ツアーの方々
 

松陰神社


◇世界遺産 萩反射炉。
 実験的な反射炉で実用化には至りませんでしたが、産業の礎の製鉄近代化に貢献しました。
世界遺産 萩反射炉

同上

同上

萩反射炉から、右の恵美須ヶ鼻造船所跡を望む


◇世界遺産 恵美須ヶ鼻造船所跡。
 松陰先生と因縁のあるペリー来航、幕府は恐れて大船建造を解禁しました。長州藩はロシアとオランダの技術を学び、自力でそれぞれ一隻づつ建造して造船産業を近代化しました。跡地は新たに発掘調査中、新しい史実が判明することを願っています。
昼食はお隣の恵美須神社前の波止場で、造船所跡を観ながら摂りました。 「フランス料理屋前」
恵美須ヶ鼻造船所跡。右は発掘作業中

同上、説明板

同上

昼食は、恵美須神社前の波止場


◇萩城までの道。
 萩の海岸線をなぞりながら西へ進む。石州街道、姥倉運河、防塁の女台場、楫取素彦誕生地などの歴史を訪ね歩きました。
石州街道、造り酒屋

菊ヶ浜から、萩城跡の指月山を望む

女台場、萩民謡「男なら」、菊ヶ浜の防塁

楫取素彦は近くで生まれた


◇世界遺産 萩城下町。
 関ヶ原後に毛利輝元公の築城した萩城を囲む地域。城跡、旧上級武家地、旧町人町3地区で溝成、それぞれ分けて表示します。
世界遺産 萩城下町、を表す地図

・旧上級武家地 1/2。
 萩城の外堀と内堀に囲まれた地域、毛利一門や永代家老などの広大な屋敷に、石垣と白塀が継く静寂な処。北の総門通りには、禁門の変で切腹した三家老の益田右衛門介(親施、ちかのぶ)の旧益田家矢倉門、旧繁澤家長屋門や旧周布家長屋門など江戸時代空間があります。
外堀には北から、北の総門、中の総門、平安古の総門の三つがあります。
北の総門

説明板

旧益田家物見矢倉、益田右衛介(は禁門の変で切腹した三家老の一人

北の総門通り


・萩城跡。
 関ヶ原後に入城、毛利輝元が築城。幕末の文久3年(1863年)に政治堂を萩城から山口に移鎮するまで、政治・経済の中心地として260年間栄ました。
萩城跡、背後の山は指月山

同上、天守台は工事中?

毛利輝元銅像前の説明板(下見時に銅像写真)

花の江駐車場、先に萩ユースホステル


・旧上級武家地 2/2。
 毛利輝元卿墓所の天樹院。禁門の変で切腹した三家老、福原越後と國司信濃の屋敷。
毛利輝元卿墓所、三の丸

同上

福原家上屋敷門、福原越後は禁門の変で切腹した三家老の一人

國司家宅地石碑、國司親相は禁門の変で切腹した三家老の一人


・旧町人町 1/3 (菊屋横丁)。
 藩御用商人の菊屋の名を冠した菊屋横丁。高杉晋作・田中義一誕生地、菊屋家住宅の塀・家屋・萩焼きは逸材です。
商人屋敷と中・下級武家屋敷が混在して、産業の育成に努めました。
高杉晋作立志像

菊屋横丁、何故か何時もの人通りなし

同上、高杉晋作誕生地

同上、田中義一誕生地


・旧町人町 2/3 (御成り道)。
 萩城・中の総門から唐樋札場を結ぶ藩主の御成り道。菊屋家住宅や旧久保田家住宅など古の由緒ある建物が並びます。
御成り道、菊屋家住宅

同上

旧久保田家住宅

お侍のお店


・旧町人町 3/3 (江戸屋横丁)。
 豪商の江戸屋の名を冠した江戸屋横丁、木戸孝允(桂小五郎)誕生地などがあります。
木戸神社は山口市糸米にあり。木戸孝允は幕末に山口政治堂近くの糸米に住宅を構え、維新後に遺言により家屋敷など地域に寄付しました、村人は恩に感謝の心で神社を建立しました。
江戸屋横丁、説明板

同上、観光客で塞がれた径

同上、木戸孝允誕生地

高杉晋作が遊んだ円政寺


◇旧藩校明倫館。
 吉田松陰先生が山鹿流兵学教授としてお勤め。武市半平太(土佐勤皇党党首)の書簡を携えた坂本龍馬が久坂玄瑞を訪ね來萩、その折に有備館で少年と剣術試合をして負けたと伝えられています。また直後の龍馬の脱藩は、玄瑞に感化されたと言われています。
旧藩校明倫館、左の体育館は「花燃ゆ」大河ドラマ館

同上。左は正門の南門、右は明倫小学校本館

同上、有備館は坂本龍馬が久坂玄瑞を訪ねた折に剣術試合

同上、吉田松陰先生講学の碑 明倫館教授