2012年6月14日木曜日

日本野鳥の会山口県支部「普及部」秋吉台の夏鳥を訪ねて10,366歩 参加報告


2012年6月10日(日)晴れ、5名参加。

*日本一のカルスト台地 秋吉台。
 秋吉台は山口県の中西部、美祢市(秋芳町・美東町 注:合併)に広がる標高200~400m、東西17㎞南北7.5㎞の、ほぼ平行四辺形をした総面積13,000haの日本最大のカルスト台地である。
 現在の秋吉台は台地を南北に貫通する厚東川により東西に分かれ、東側の秋吉台は、4,502haが昭和30年11月に国定公園に指定され、さらにその3分の1の1,269haが、昭和39年7月に特別天然記念物に指定され保護されている。また、秋吉台の3,412haが鳥獣保護区に、大正洞周辺60haが同特別保護地区に指定されている。
 台上には川はなく、水脈は地下に発達している。石灰岩は水に溶けやすく、台上には容食から残された石灰岩柱(カレン)が羊の群れのように見えるカレンフェルトとなって広がり、雨水が地下に浸透して出来たすり鉢状のくぼ地ドリーネやウバーレが発達している。
 毎年早春に行われる山焼きによって維持される秋吉台国定公園の草原は、3分の2がネザサ・ススキ・ハギなどで、残り3分の1は、アカメガシワ・カシ・ナラなどの雑木林や、マツ・スギ・ヒノキの植林地になっている。
 山焼きが終わると、ホオジロ・ウグイス・ヒバリ・キジなど草原の鳥たちがさえずり始め、セッカ・ホオアカも加わり、台上は子育て真っ盛りとなる。5月の中旬にはカッコウ・ホトトギスも鳴き始め、カレンの隙間を利用して繁殖するシジュウカラが見られることもある。
 周辺の山林では、キビタキ・オオルリ・カンコウチョウ、時にはヤイロチョウの声を聞くこともある。
(出典:やまぐちの野鳥 第58回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」記念詩)

参加者も野鳥も少ない探鳥会でしたが、鳥たちの囀りに負けずにダジャレを言い合い楽しい探鳥会、カッコウのピンボケ写真も撮れて充実した半日でした。
写真の二羽のヒバリは何をしていたのでしょうか?(写真:③~⑤)。

【観察された鳥 20種】カルガモ(上空飛行)、トビ、キジ、キジバト、カッコウ、ホトトギス、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ホオアカ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。

おまけ:探鳥会終了後の午後、県立きらら浜自然観察公園で諸先輩方の「野鳥写真展」を鑑賞、楽しい一日を過ごす事が出来ました。

参考:当日開かれた日本野鳥山口県支部の探鳥会「普及部」秋吉台の夏鳥を訪ねて、「周南地区」周南市鹿野奥・長野山、「下関地区」下関市狗留孫山。その他「萩カワセミクラブ」広島県北広島町臥竜山周辺。
①若竹山から長者ヶ森を望む
②カッコウ
③二羽のヒバリ
④頭を下げるヒバリ
⑤左のヒバリが飛び去り、羽を広げて囀る

⑥長者が森駐車場の案内版


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